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生命科学の専門知識を利用して役立つ情報を発信していきます。

内分泌生理学(前編)

こんにちは

 

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以前ありがたいことに、こんな弱小ブロガーに対して

 

「生理学の記事をもっと書いてください」

 

とご意見をいくつかいただけたので生理学について書いていきたいと思い。何個かこれから書いていきたいと思います!

 

ここが苦手とかありましたら、ぜひ気軽にTwitterや本ブログのコメント欄などでお伝え頂けると嬉しいです🙇‍♂️

 

 

 

ということで、始めていきたいと思います😇

 

生理学の中でも何を書こうか迷いましたが、記念すべき1回目は

 

何回も見て暗記するしかないホルモン!内分泌生理学について書いていきたいと思います!

 

 

 

なんでこれを選んだかというと、数ヶ月前、病院実習で乳腺甲状腺外科を回っていた際に、

 

「血中カルシウムを増加させるホルモンはなんだったけ」

 

と質問をされ、

 

「あれ?!?!カルシトニンとパラトルモンどっちだっけ🤔」

 

と迷ってしまう自分がいて、なんでこんなに覚えられないんだろう😂

 

と痛感した経験があったので、同じようにただの暗記のホルモンについて忘れている人は多いのではないでしょうかと思い、今回書いてみることにしました。

 

そして、その時迷ったカルシトニンとパラトルモンの作用については、覚えやすい語呂なども考えたので、ぜひそこらへんを楽しみに読んでいただけると嬉しいです!

 

 

なので今回の記事がよかったら、ぜひ何度も読んでぜひ皆さん覚えましょう!

 

 

 

視床下部ホルモン

視床下部内分泌系の最高中枢とも言われる場所なので、他のホルモンの放出を刺激するホルモンを産生しています。

 

なので、〜ホルモン放出ホルモン全てが視床下部と覚えればいいだけで簡単です。

 

  • 副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン(CRH)
  • 甲状腺ホルモン刺激ホルモン放出ホルモン(TRH)
  • 成長ホルモン放出ホルモン(GRH)
  • 性腺刺激ホルモン放出ホルモン(LHRH)

 

これらのホルモンは全て下垂体前葉ホルモンの産出に作用します。

 

また、これら視床下部から産生されるホルモンは全てペプチドホルモンです

 

 

下垂体前葉ホルモン

ここが一番厄介です😂

 

とりあえず、並べてみると下のようになります。

 

  • 副腎皮質刺激ホルモン
  • 甲状腺刺激ホルモン
  • 成長ホルモン
  • 黄体形成ホルモン
  • 濾胞刺激ホルモン
  • プロラクチン

 

の6つになっています。

 

(私はこれらを語呂合わせで覚えているのですが、ちょっとここには書けないような語呂なので気になる方は直接聞いてください笑)

 

では、作用について簡単にに説明していきます。

 

 

今回の記事の目的はどこの臓器から何が分泌されて、どんな働きをするかを暗記するための記事なので、副腎皮質刺激ホルモンなどのように名前の通りの作用のホルモンについては、省略して早く読み終わるような記事にします。

 

成長ホルモン

筋肉や脂肪組織に作用して糖の取り込みを阻害することで血糖値の上昇を促進します。

 

黄体形成ホルモン(LH)濾胞刺激ホルモン(FSH)

この2つがなかなか覚えられませんよね😂

 

これらは男性と女性によっても作用が異なり非常に厄介です。

 

まず男性では、LHは精巣に作用します。

 

そしてテストステロンの合成分泌を促進します。

 

また、FSHは精子の形成に関与しています。

 

そして、女性ではLHは卵胞の黄体化を促進して、

 

FSHは卵胞を活性化して、卵成熟などを手助けしています。

 

最後にプロラクチンは、乳腺の発達に関わっているホルモンです。

このホルモンについては対応する視床下部の放出ホルモンがないです。(正しくは活性が非常に弱いのであまり有名ではない)

 

また、このホルモンは視床下部からドパミンによって抑制作用を受けています

これは知っていない人が多いと思うので、知っていたら少し自慢できますね笑

 

これら前葉ホルモンも全てペプチドホルモンになっています。

 

 

 

 

 

 

字数が結構いってしまったので今回はここまでにして次の更新で他のホルモンについて書いていきたいと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました🙇‍♂️