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いつも覚えられないビタミンの作用

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こんにちは

 

ずっと更新していなくてほんとに申し訳ありません😂

 

私は最近編入試験が終わり、その後に卒業論文執筆があり、

その後に卒業試験があるという地獄のような日々を過ごしているところです😂

 

そのため、最近は臨床検査技師の国家試験の勉強を始めたところでした。

 

 

そんな時に臨床検査技師国家試験の勉強と編入試験でかぶるところが多数出てきて、

今回はその中でもいつも忘れてしまうビタミンの名前と、

欠乏症についてまとめを作っておきたいと思い、記事を書くことにしました!

 

 

 

脂溶性ビタミン

ビタミンA

まず、ビタミンAは一般的に有名なので別名を知っている人も多いと思いますが

レチノールです

 

編入試験の勉強をしている人は、視覚生理学のところで、

あれ?!

こんな名前でてきたなと思いつくと思います。

 

そうです!それはレチナールです!

 

桿体細胞のなかにロドプシンというタンパク質があり、

その中心にレチナールが結合していましたね

このレチナールは光が当たると、

ロドプシンの分子全体の構造を変化させました。

 

 

ということは、予想しやすいと思いますが、

ビタミンAは視覚に関係しているのではないかと予想して、

欠乏症では夜盲症になると考えられますね!

 

さらに、ビタミンAとGoogleで検索をしてみると

たくさんの美容品が出てきます。

コレはなぜでしょう🤔

 

それはビタミンAの他の働きによるものなのです。

 

実はビタミンAは脂溶性ということもあり

核内受容体に結合して細胞分化やその遺伝子の転写を調節する働きがあるのです!

 

そのため、細胞分化を進めるという謳い文句でたくさんの美容品が出てるのです。

 

このことから、欠乏症では皮膚の角質化障害などになることもわかるのです。

少しマニアックなので夜盲症の方だけ知っていれば大丈夫です🙆‍♀️

 

 

ビタミンD

 エントリーNo.2は

ビタミンDです!

 

ビタミンDは名前を言う前に働きから押さえていきましょう!!

 

ビタミンDの働きは

 

カルシウムの調節に働いていることです!

 

今ここで、カルシウムのフォントミスってるよ笑

と思った人がいますね!

 

いいところに気づきました🤔

 

ビタミンDはカルシウムの調節にか関わっているから

カルシフェロールというのです

 

そう考えると、覚えやすいですね!

 

ちなみにビタミンDは小腸からの吸収を促進することで

カルシウムの調節に関与しています!

 

 

ビタミンE

次はなんかあまり特徴がなく忘れがちなビタミンEです

 

ここでいきなり問題です!

 

分娩を表す英語の接頭語はなんでしょう🤔

 

 

 

正解はtoco-です

 

だからなんだとおう方が多いと思います。

 

実はビタミンEは不妊因子として発見されたという歴史があるのです!

 

このため、分娩(toco-)に力を与える(phero-)アルコール(-ol)として

 

トコフェロールと名付けられたのです!

 

働きとしては、あまり覚えることではありませんが、

 

細胞膜に存在し、そこで自身が非常に酸化されやすい性質を使い

細胞膜の酸化防止作用やフリーラジカルの捕捉により

細胞膜の機能の保全に働いていると考えられています!

 

そのため、欠乏症であまり障害をきたすことはなく

稀ではありますが、神経筋機能障害などになります。(重要ではないです)

 

 

ビタミンK

コレが脂溶性ビタミンの最後の登場人物です!

 

特に別名は重要ではないです。

 

ですが、働きとしては重要で、血液凝固に関わっています!

 

ドイツ語で血液凝固(Koagulation)ということから

頭文字をとってビタミンKとなりました!

 

凝固因子のII、VII、IX、Xの産生の際に補酵素として働くので

欠乏すると血液凝固に支障をきたしてしまうのです!

 

 

 

 

 

ここで文字数がかなりいってしまったので、

水溶性ビタミンについては後日にしたいと思います!!

 

最後にもう一度

脂溶性ビタミンは

ADEK(アデック)です!!!

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました🙇‍♀️